努力の数値化

青笹 寛史

頑張っているのになかなか成果が出ない。それは努力の方向性が間違っている可能性がある。努力には「正しい方向性」があり、「求める結果」に対し、ずれなく努力を重ねることが必要である。歩き出す前にまず、正しい「努力の方向」を導き出し、最小の努力で、最短の時間で、求める結果を得るための1冊となっています。

努力を数値化する

努力を数値化するとき「量」と「質」に分けて考え、それぞれを最大化することで、爆発的なパフォーマンスを発揮できる。

<努力の理想型>努力と結果は1本の矢印と2つの点で表せる

   ◯     →      ◯
(現状)(0度のベクトル)(得たい結果)

目標から大きくずれた余計な努力を重ねてしまったり、マイナス方向にずれた無駄な努力を重ねてしまわないため、動き出す前にまず<努力の理想型>をイメージする。
・目標を設定する
・目標までの矢印を引く

努力は「学ぶ→行動する→継続する」で積み重ねる

<努力の理想型>を現実のものにするサイクル

①学ぶ:努力の「質」を高める
②行動する:努力の「量」を増やす
③継続する:努力の矢印を進み続ける

学ぶ:「誰」から「何」を学ぶのか考える

「賢い・賢くない」の差は、「学ぶか・学ばないか」の差。自分が得たい結果をすでに出している人、出し方を知っている人から学ぶのが望ましい。

行動する:進みながら軌道修正するためにも「速さ」が大事

6〜7割の完成度進め、FBをもらいながら修正して完成度を高めた方が最短の時間、最小の努力で相手の求める成果を出すことができる。

感想

医学部受験の話から、医師を目指さず動画編集というフィールドで、年間3億円の利益を生み出せるようになった、成功体験に基づいたエピソードをベースに解説された本書。闇雲に努力するのではなく、戦略的に効率的かつ効果的に努力するための方法が、ふんだんに紹介されている。

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