すごい言語化「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法

木暮 太一

人間の意識の95%は言語化されていない。感覚は持っていても、認識できていない。行動のベースにあるのは言葉。どんな言葉を使うかで、思考が変わり、行動が変わり、結果が変わる。あらゆるビジネスの問題は言語化されることで解消される。

「この人は何を言っているのかわからない・・・」
相手になかなか伝わらない原因は、伝える側は「どう(How)を気にしているが、相手は何(What)を考えている。言語化するときに大事なのは、「どう」伝えるか、ではなく「何」を伝えるか。

「ブランディング」を言語化するPIDAの4法則

Purpose(言語化する目的は何か?)

高単価でも商品を買ってもらえるようにすること

Item(相手に伝えるべき項目は何か?)

高単価でも買ってもらうために伝えるべき項目は
①自社商品の品質の高さ
②他社商品との差別化ポイント

Define(その項目を定義する)

①品質の高さとは何か?
例:故障率が低いこと、信頼できる会社が製造していること
②他社との差別化とは何か?
例:顧客が抱えている他社商品への不満を解消していること

Apply(伝わる表現に当てはめる)

①品質の高さを伝えるために故障率が低いことを表現する
例:「弊社商品の故障率は年間0.001%です」
②差別化を伝えるために、顧客が抱えている不満を解消していることを伝える
例:「従来の商品によく見られた〇〇のマイナスポイントを解消しています」

言語化の最終ゴールは「自分の頭の中にあるものを、言葉に置き換えて、『誰か』に理解してもらうことである。「言葉で表現すれば言語化できた」わけではない。

感想

普段どれだけ言語化することができているか、に気づきを得られる一冊となっています。ビジネスにおいてのコミュニケーションから、マーケティング視点のアプローチ、明確な定義を決めることの重要性など、「言語化」の本質を学ぶことができる内容となっています。

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