1%の努力

ひろゆき

本書は従来の努力観を覆し、より効率的で効果的な生き方を探求する内容になっている。

「99%の努力と1%のひらめき」というのは、エジソンの有名な言葉。これの真意をみんな誤解している。本当は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」ということを言った表現だが、「努力をすれば道が開ける」という誤った表現で広まっている。

ひらめきもないまま、無駄な努力をしても意味がない

努力を努力だと思ってる時点で、好きでやっている人には勝てない。好きでもないものを強要されると、人はそれを努力と感じてしまう。仕事が好きでたまらないから、寝ないで何十時間も働いているような人がいる。それは好きでやっているから全然いい。でも「自分がやっているから」という理由で頑張りを人に押し付けてはいけない。

「成功した人はすべからく努力をしている」みたいな神話があるが、努力していると思われるかどうかの問題。色々なところに手を広げ、勘所を探り、うまくいきそうなものだけに集中する。そして、うまくいったら、それが「努力だったのだ」と後付けされる。それが真理。

仮想通貨バブルの前に仮想通貨を買っていた人は、ハッキリ言って何も頑張っていない。なんとなく買っていたものが、たまたま高く売れただけで、なんの努力もない。

なぜ努力神話があるのか?

それはごく一部だけ「努力できる」という才能を持った人がいるから。その才能があれば、あらゆる競争に立ち向かうことができ、突破し、勝つことに慣れていく。努力できる才能がなければ、いくら頑張っても正攻法では彼らに勝てない。だから自分にとって頑張らなくても結果が出る場所に行った方が、絶対にうまくいく。

感想

従来の努力観を覆し、より効率的で効果的な生き方を探求する、「楽して成功」の哲学が詰まった一冊。成功の秘訣は、「選択と集中」「無駄な努力の排除」「独自の視点」。仕事において効率的な視点を身に付けたい方におすすめです。

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