人を操る禁断の文章術

メンタリストDaiGo

文章とは、読まれるために書くものではない。行動させるために書くもの。
目的はたった一つ「今すぐ人を行動させること」。相手に想像させてワクワクすることで、相手の心の扉が開き行動を起こす準備が整う。

①読む→②言葉に反応する→③想像する→④行動を起こす

本書では「書かない3原則」「人を動かす7つのトリガー」「5つのテクニック」の3本柱で構成されており、今回は真新しさはないですが、誰でも容易に使える「5つのテクニック」の1つにフォーカスします。

上げて、下げて、また上げる

明るい出足だった文章をネガティブな言葉で文章を一転させることで、文章にメリハリをつけるだけでなく、読み手の心を意図的に不安にさせ、ぐっと持ち上げることで感情の起伏が大きくなり感動が高まる。映画などによく使われる手法で、煽った不安をひっくり返すと、その落差が大きいほど感情が揺り動かせる。

並べ替えるだけで印象が変わる短文例

月次報告の場合


先月は反響が前月より20%増えました!→上
さらに、新しくはじめた媒体が、他媒体より成約率が10%高いことがわかったので、詳しく検証を進めていきます!→上
しかし、先月の成約率は前月よりも5%減少し、反響から成約までが依然大きな課題となっています。→下


先月は反響が前月より20%増えました!→上
しかし、先月の成約率は前月よりも5%減少し、反響から成約までが依然大きな課題となっています。→下
とはいえ、新しくはじめた媒体が、他媒体より成約率が10%高いことがわかったので、詳しく検証を進めていきます!→上

ネガティブで終わらせてしまうと、文章すべてがネガティブな印象に。必ず最後は明るい結果で締めくくる。

感想

文章についての考え方から、小手先のテクニックまで具体例を元に紹介されています。さらに一歩踏み込んだ文章術を身につけたい方におすすめです。

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